著者の一人、平木聡さんから頂いてましたので、紹介させて頂きます。

GitHubは年中無休なので、お正月に本書を読みながら諸々を試しておくと、新年の業務がスムーズになるんじゃないすかねー。

概要

  • GitだけでなくGitHubだけの機能も紹介
  • GUIアプリ(SourceTree Win/Mac)とコマンドラインとの両方で作業を解説
  • 画像多数、ちなみに総天然色
  • 言い回しや書体、図解が読みやすい

Gitがよくわからないけど使う事になった非技術者に最適

仕事でGitというとだいたいこの三通りかと思います。

自前でただのGitサーバー立てる人もいるかもだけど、まあそういう事にしておいてください。

本書はこのうち先頭のGitHubの使い方を紹介しています。といっても概念的にはどれも似たようなものなので、まあだいたい他でも役に立つかと。

会話形式で状況が提示されるので、まあ漫画みたいなものか。画像や図解も実に豊富。全体的に読みやすさ重視みたいです。フォントもやさしい感じ。

GitHubでGitを使う

内容は初心者向け。GitとGitHubの説明の後、最初にGUIアプリのSourceTreeをインストールするところから始まります。(ちなみに本書にも記載がありますが、無料、要登録です。)

アプリをインストールしたらその次はGitHubのアカウント登録、そしてあれこれ作業という流れです。

そこだけ抜き出した目次はこんな感じ。

第3章 実践! リポジトリの作成からcloneまで

  3-1 Gitのインストール
  3-2 GitHubアカウントを取得する
  3-3 UserアカウントとOrganizationアカウント
  3-3 リポジトリを作成する
  3-3 メンバーの管理
  3-3 ローカルにコピーする(cloneする)
  3-3 Gitでバージョン管理
  3-3 GitHubに変更を反映させよう

この中にSSHキーの作成と競合時の手動マージなんかの話も出てきます。

特徴的なのは、ほとんどの作業方法がコマンドラインとアプリとで併記されている事。(SSHキーはコマンドライン。) クロイガメンが怖い人も安心、CLI力を鍛えたい人も安心。

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ほとんどの作業はCLIとGUIの手順が併記。(p. 86, 87)

GitHubの機能

issuesやPull Requestなど、GitHubの機能も解説されています。ここら辺が、「Gitの教科書」ではなく「GitHubの教科書」である所以ですね。

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GitHubのサイト上で直接ファイルを作成する手順。 (p. 98)

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進捗管理に役立つMilestoneを作成する手順。 (p. 103)

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画像の差分表示機能。 (p. 118)

もちろん読むだけじゃ駄目、実践を

何でもそうだけど、本を読むだけじゃ身に着かないですよね。本書もです。コミットの概念とかステージとか、そういうのは読むだけじゃなかなか理解できないと思います。

やはり実際に手を動かしてみてください。読みやすいのできっと大丈夫。

去年くらいに一緒に作業したデザイナーさんに、この本を読んでもらいたいなあ……。