VirtualBoxにインストールしたLinuxに、コンソールではなくSSHから繋げるようにするための手順をメモしておきます。コンソールでは日本語が化けるので、早いとこSSHを使えるようにしちゃいましょう。

ディストリビューションはDebianを使っています。また作業はrootで行います。

手順はこんな感じ :

  1. デバイス準備
  2. ネットワーク設定
  3. SSHインストール
  4. 接続きゃっほい

では行きましょう。

仮想デバイスの準備

仮想マシンを「電源オフ」にして設定>ネットワークを開きます。ここでネットワークカードの設定を行います。

ホストオンリーアダプタを追加

「アダプタ1」は設定済みです。これはNATで外部へ繋がっています。aptやwgetの通信で使うのはこっち。

これは残したまま、「アダプタ2」に追加します。「ネットワークアダプタを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ホストオンリーアダプタ」にします。仮想NICの「名前」はデフォルトのものでOK。

ホストオンリーアダプタはVirtualBox本体の設定から確認、変更できます。

ホストオンリーアダプタ一覧

ホストオンリーアダプタの設定

変更する必要はありません。IPアドレスだけ覚えておきましょう……ええと、”192.168.56.1“ですね。

これでハードウェアの準備はOKです。

ネットワークの設定

繋いだハードウェアを使えるようにします。

/etc/network/interfaces を編集して、さっきのホストオンリーアダプタの設定を追加しましょう。

# This file describes the network interfaces available on your system
# and how to activate them. For more information, see interfaces(5).

# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback

# The primary network interface
allow-hotplug eth0
auto eth0
iface eth0 inet dhcp

# ---- ここから追加 ----
allow-hotplug eth1
auto eth1
iface eth1 inet static
  address 192.168.56.101
  gateway 192.168.56.1
  netmask 255.255.255.0

eth0がもともとあった「アダプタ1」、今回追加したeth1がさっき設定した「アダプタ2」になります。

addressにはこの仮想マシンに割り当てたいIPアドレスを記述します。gatewayが接続先のIPアドレスです。さっき確認した、「アダプタ2」のアドレスを記述します。

記述したらネットワークを再起動して、設定を有効化します。

# /etc/init.d/networking restart

ネットワークを確認するにはifconfigを使います。

ifconfig eth1

ifconfig eth1

ぐえ、文字化け……してますが、eth1に192.168.56.101がちゃんと設定されてる(ぽい)事を確認してください。頑張って。

SSHを準備

インストールするだけでした。

# apt-get install ssh

インストールしたらSSHを起動します。

# /etc/init.d/ssh start

これで準備完了。

接続

コマンドプロンプト (Win) やターミナル (Mac) 、あるいはその他専用クライアントからSSHで接続してみてください。

ターミナルからなら、さっきのifconfigも文字化けせず

無事繋がりましたか?

参考文献