Gitの小ネタおれおれAdvent Calendar 2022 – 03 日目

難しい話ではないんだけど、だいたい最初に設定してそれきりなので思い出せないやつ。

エラー

何も設定してない場合はコミット時にはこんなエラーになります。

$ git commit

*** Please tell me who you are.

Run

  git config --global user.email "[email protected]"
  git config --global user.name "Your Name"

to set your account's default identity.
Omit --global to set the identity only in this repository.

fatal: empty ident name (for <ginpei@MyLaptop.>) not allowed

ちなみに email の方は設定しなくても端末のユーザー名等から自動で用意されるみたいですが、毎度メッセージが出てきて煩わしいのでやっぱり設定した方が良いです。

コマンドラインから設定するやり方と設定ファイルを編集するやり方があります。

コマンドラインから git config する場合

端末全体の設定

--global を付けてその PC の Git で共通の設定とします。

$ git config --global user.name "高梨ギンペイ"
$ git config --global user.email "[email protected]"

リポジトリー用の設定

会社用に別途専用のメールアドレスを使う、みたいな場合はローカル設定でグローバル設定を上書きできます。まずそのリポジトリーのディレクトリーへ移動してから、git config で設定します。

$ cd path/to/repo
$ git config user.name "高梨ギンペイ(開発部門)"
$ git config user.email "[email protected]"

= はいらないみたいです。

--global を付けない、--local を付ける、何も付けない、のいずれかでローカル設定になります。

設定ファイルを編集する場合

git config の設定内容は、グローバル設定もローカル設定もファイルに保存されています。コマンドラインからぽちぽちやる代わりにファイルを直接編集しても大丈夫。

覚えること少ないからこっちの方が楽かもね、ファイルが既にあるなら。

端末全体の設定

ホームディレクトリーの ~/.gitconfig にあります。

[user]
        name = 高梨ギンペイ
        email = [email protected]

リポジトリー用の設定

該当リポジトリーの .git/config にあります。

中身の書式は ~/.gitconfig と一緒。